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介護業界への転職方法、介護の資格取得、介護職の魅力をブログにて発信しています。

【介護コラム】ニュースでたまに見かける介護施設での虐待って?

[本記事は広告を含みます]

こんにちは、はるです。

私は、20年程HR採用・人材派遣・人材紹介分野で働いてきて、

現在は介護施設さんのコンサルタントを多く行っています。

 

最初に始めたのは7年程前採用コンサルタントとして働かせていただきました。

それから経験を重ねる内に”介護職の魅力”を再認識することができました。

 

そこで転職を考えている方・悩んでいる方に、

少しでも介護業界の存在を知ってほしいと思い、介護業界への転職方法や、介護職の魅力、働き方などを伝えていこうと思います。

 

 

今回は、介護施設における虐待問題について私の個人的な考えを書いていこうと思います。

 

介護施設における虐待問題

 

みなさんは、虐待問題についてどんなお考えでしょうか。

 

「全くもってありえない」「ひどすぎる」という方がほとんでしょうか。

 

つい先日、私のクライアントが初任者研修を行っており、その生徒さんとお話をする機会を頂きました。

 

その方は、59歳の男性で、56歳の時にお父様の介護が必要になり、『最後は自宅で』との思いで、そこから約3年間お父様の介護をご自宅をされていました。先々月お父様がお亡くなりになり少し落ち着いてきて改めて介護を学びたいと思われての受講でした。

 

私が、なんで、学ぼうと思われたのですかと聞くとその方は、

 

「私は、今まで虐待のニュースをみて、なんでこんなことを老人にするんだ、ひどすぎると思っていました。だけど、実際に父親の介護をしてみて、何回か父親に手を出してしまいました。日々、暴力、暴言を浴びてきて、自分に対する事にはまだ我慢ができましたが、父が母親に手を出してきた時には我慢ができませんでした」

 

と話せれていました。続けて、

 

「ただ、改めて暴力はよくないと感じました、私がその時に、もっと介護や、認知症の知識があれば何か変わっていたかもしれないと思い、介護を学ぼうと思いました」

 

とのお話を聴いてなにか胸が締め付けられるような思いがしました。

 

決して、虐待を容認する訳ではありません、絶対にいけないことです。

 

ただ、そこにはそれまでの経緯が必ずあります。

 

私が、実際に働かれている方に聞いた話だけでも、

 

訪問介護で伺うと傍らに必ず凶器を置いている方、模造刀をふりかざしながら追いかけられた、家族からの執拗な問い合わせなどなど、ほんとうに大小色々な事が日々介護職にも起こっています。

 

だから、ストレス発散に殴っていい訳は決してありません。

同じように認知症だから何をしてもいい訳もありません。

 

虐待にも色々なケースがあります、常態的になっているものや、突発的なものもあるでしょう。

 

もし、何か今後虐待などのニュース、話を聴く機会がありましたら、それは悪いと一刀両断するのではなく、

「なぜ、その様な事になってしまったのか」その経緯を考えてみるのはどうでしょうか?

 

これは、あくまで私の私見です。

何か、お考えがありましたら是非お教え頂けますと幸いです。

コメントや、Twitterなどで教えてください。

 

明日の介護のために