こんにちは、はるです。
いよいよ、第25回【国家資格】キャリアコンサルタント試験が、
近づいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、第23回の試験にて、実務経験枠で受験をし、
筆記試験、実技(論述・ロープレ)共に1回で合格をさせて頂きました。
お
その際の勉強方法、やり方などをお伝えさせていきたいと思います。
今回は、
「キャリアコンサルティング協議会・日本キャリア開発協会のどちらで受験すればいいのか」を書いていこうと思います。
試験は2つの団体で行われている
現在、「国家資格 キャリアコンサルタント」の試験については、指定を受けた2団体が行っています。
これって、結局どっちで受ければいいのかよくわかりませんよね。
ちなみに、実技試験には違いがあります。
2団体の実技試験、出題方式と評価区分の違い
学科試験内容については2団体とも同じですが、実技試験の出題方式、評価軸については違いがあります。
試験内容
内容については、両団体共に学科試験、実技試験(論述・面接)となります。
協議会さんのを例に見ていくと、
学科試験
出題形式 | 四肢択一のマークシート |
問題数 | 50問 |
試験時間 | 100分 |
合格基準 | 100点満点(2点×50問)で70点以上の得点 |
実技試験
論述 | 出題形式 | 記述式解答(事例記録を読み、設問に解答する) |
試験時間 | 50分 | |
面接 | 出題形式 | ロールプレイ (受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う) ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分という設定で行います。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がけてください。 口頭試問 (自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える) |
試験時間 | 20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分) | |
合格基準 | 150点満点で90点以上の得点 *但し、論述は配点の40%以上の得点、かつ面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに満点の40%以上の得点が必要 |
出典:特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会HP
となっております。
この中の論述の出題方式、面接の評価区分に違いがあります。
この部分がJCDAさんの場合は、
試験区分/出題形式
試験区分 | 学科 | 実技 | |
---|---|---|---|
論述試験 | 面接試験 | ||
出題形式 | 筆記試験
四肢択一のマークシート方式による回答 |
記述式
逐語記録を読み、設問に解答する |
ロールプレイ:
・受験者がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う ・ロールプレイは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分間という設定で行う。 ロールプレイでは、キャリアコンサルタントとして相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築き、問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答、プロセスを心がける 口頭試問:・自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える |
試験時間 | 100分 | 50分 | 20分
(ロールプレイ15分/口頭試問5分) |
合格基準 |
100点満点で70点以上の得点 |
150点満点で90点以上の得点。 |
出典:日本キャリア開発協会(JCDA)HP
となっております。
違いとしては、
論述試験が協議会は事例記録、JCDAは逐語記録
面接の評価区分
協議会は、「態度」「展開」「自己評価」
JCDAは 「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」
となります。
ふむふむ、で、結局何が違うんだいと思いません?
要は、協議会の場合は相談者の方自らが客観的に自分のキャリアを評価できるよう導けるか、JCDAはコンサルタントが相談者の方の本質的な問題を把握できているかを重視しているのだと言えます。
で、結局どっちがいいの?
全体の合格率を見ても大差はないのでどちらでも受けても問題ないというのが結論かもしれません。
ただ、私は、キャリアコンサルティング協議会で受験をしました。
その訳は、
”実務経験枠の実技の合格率の違い”
2団体とも前々回までの詳細な合格率をHPに掲載しています。
例えば第23回を見てみると、
学科合格率 協議会 85% JCDA 81.2%
実技合格率 協議会 63.3% JCDA 62.5%
となっています。あまり違いがないですよね!
ここからなんですが、そもそもキャリコンの受験資格って2種類あって養成講習修了者か実務経験者に分かれるんですよね、
この2種類別の合格数も出ているんですが、ここに注目です。
実務経験者の実技合格数
協議会 受験者数:239人 合格者数:135人
JCDA 受験者数:204人 合格者数88人
率に直すと 協議会 56.5% JCDA 43.1%
ちなみに、第22回は
協議会 56.4% JCDA 39.6%
結構違いません?!
この傾向ってあまり変わっていないと思うんですよね。
この数値だけをみるとJCDAの方が実技が難しいという印象になります。
私は、実務経験枠での受験だったのでこの数値をみて、協議会で受けることに決めました。
もちろん、これは個人的な意見ですのでどちらが受かりやすいというのには直結しません。
参考の一助になれば幸いです。色々調べてみて考え方など納得がいく団体で受験をされてください。
おすすめ対策本
みん合の原田先生による対策本です。
非常にわかりやすく、効率よく覚えることができます。
総仕上げ問題集もあり、左ページが問題、右ページが答えとなっており、
まさに、最後の総仕上げにぴったりです。
こちらは、柴田先生の試験対策本になります。
過去問の類似問題が大量に収められているので、
ある程度、過去問をやってから、おさらいという形で使うのがいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?参考書やYoutubeなどを活用して効率よく勉強していきましょう。
もし、なにか、不安な点や、悩みなどがありましたら、
お気軽に、コメント、Twitterでのリプライをお待ちしております。
一緒に頑張っていきましょうね。